弘済 みらい園・のぞみ園の日常を綴ります。
演劇ワークショップ(女子)
2025年08月16日(土曜日)
高校生女子の演劇ワークショップも4回目。今回が最後のワークショップとなりました。
初めのウオーミングアップは、自分の名前にポーズをつけて紹介するところから始まりました。
苗字でも、下の名前でも自分なりの身振り手振りで紹介し合いました。
自己紹介一つでもいろんなバリエーションが広がるものですね。
次に行ったのは、「笑ってはいけない音読」というボードゲームを使ったアクティビティです。
読むグループと聞くグループとで分かれます。しかし、聞くグループはただ聞くだけではありません。
指令カードを好きなタイミングで出せるのです。
「魔王のように読んで」とか「ツッコミを入れながら読んで」とか。お題に従って読まないといけません。
しかも、それが自分の番で急に言われるので、笑ってはいけないルールは、もはやぐずぐず。
結局、読む側も聞く側も大笑いの音読になりました。
次いで行ったのは「ジェスチャー伝達ゲーム」。ポーズを1人ずつ伝達していきました。
そんなに難しいことはしていないのに5人伝達していくうちに少しずつ変化していってしまいます。
噂なんかもそうですが、そのままを伝えているつもりでも、人を介していくうちに変化していってしまうものだと共感していました。
その後、「2人で対話」というアクティビティを行いました。
片方は、頷くだけ、全肯定、全否定など、あえていろんなシチュエーションで会話してみるということもやりました。
休憩を挟んで、最期の締めくくりは「漫才、コントを作る」でした。
事前に漫才、コントの台本を一つずつ用意してもらっており、そのまましても良いですよと伝えてもらった上で、自分たちで作ります。
大人子どもごちゃ混ぜで5つのペアができ、15分の練習をして、すぐに本番。
用意した台本を面白く表現したコンビもあれば、全部自分で考えた高校生がいたり、実際の体験談をネタにしていたり。
それぞれが、思い思いの漫才、コントを披露しました。
笑いは、周りを元気にしてくれるものでもありますが、一つ掛け違えると相手を傷つけてしまうことにもなりかねません。
対話は、キャッチボール。その難しさも感じながら、それでも対話することの楽しさ、喜びに気づかせてもらえた気がしました。
今回で最期でしたが、「またどこかで一緒にやれる日が来るといいね」と声かけてもらうと、高校生からはにこやかな笑顔が返ってきました。
次回からは男子と初めてのワークショップ。
楽しみです。(土肥)